栄養サポートチーム
患者さんの病気の回復には、患者さんの栄養状態が大きく影響し、栄養が足りていなければ、治療や回復は進みません。当院では、各病棟に管理栄養士が常駐して、医師や看護師、リハビリスタッフ、歯科衛生士などの医療スタッフと連携をとりながら、チーム(栄養サポートチーム/NST)で患者さんの栄養状態を随時把握し、病状に応じた栄養管理を行っております。
入院時栄養指導
入院時には、管理栄養士が訪室し、提供する食事について説明を行い、同時に、入院前の患者さんの生活面や食事面、アレルギーの聞き取りをします。そして、退院前には入院中に回復した栄養状態を維持継続していただくために、退院後の食事の注意点などを指導させていただき、退院後も栄養状態を良好に保てられるようにサポートしています。退院後は必要に応じて、外来や在宅においてフォローさせていただいています。また、お電話にて相談なども受け付けております。
集団栄養指導
糖尿病教育入院時には、参加された数人の方々と一緒に食事についての話を行います。そしてそれぞれの経験や知識など意見交換を行いながら、糖尿病の食事療法について学びます。
入院中の食事
院中の食事は医師の指示のもと、患者さんの病状に応じた食事を提供しています。治療食でありながらも、美味しく摂取していただけるように適宜嗜好調査を行いながら、献立を作成しています。また毎月行事食を提供しており、少しでもお楽しみいただけるようにと工夫しております。
●嚥下食:最近では、飲み込む力が弱くなり嚥下障害を伴っている患者さんが増えてきているため、硬さや飲み込みやすさに配慮した嚥下食を提供しています。嚥下リハビリテーション学会の学会分類に沿った嚥下訓練食及び嚥下調整食を提供しながら、誤嚥による肺炎などのリスクを予防しています。また、患者さんやその家族の要望があれば、あいーと食(自己負担あり)も提供しています。
●リクエスト食:緩和ケア病棟においては、患者さんが食べたいものを聞き取りして、そのリクエストに答えた食事を提供するサービスを行っております。