ペインクリニック科が対象としている疾患を示します。
頭部疾患としては、片頭痛、筋緊張性頭痛、顔面神経麻痺、顔面痙攣、三叉神経痛、などが代表的です。
頚部疾患としては、頸肩腕症候群、肩こり、肩関節周囲炎(五十肩)が多く、手術後や骨折後などに上肢に浮腫や、腫脹、疼痛を発症する反射性交感神経性萎縮症なども対象となります。
腰部~下肢疾患としては,最近は高齢化にともない腰部脊椎間狭窄症が増加傾向にあります。
癌性疼痛に関しては、WHOが推奨するがん疼痛治療を基本とています。近年モルヒネ使用量の増加と共に、神経ブロック治療の頻度は減少してきております。しかし悪性腫瘍による上腹部の痛み(膵臓癌等)、特に大動脈周囲のリンパ節が腫脹して腹腔神経節を刺激している症例に対しては、腹腔神経叢ブロックが効果的であり、患者さんのQOLを高める効果があります。
ペインクリニック科対象疾患
頭部~上顎部疾患
偏頭痛、筋緊張性頭痛、非定型顔面痛、顔面神経麻痺、三叉神経痛、顔面痙攣、舌咽神経痛、非定型顔面痛、顎関節症、頚肩碗症候群、肩こり、外傷性頚部症候群、頚髄症、頚部椎間板ヘルニア、肩関節周囲炎、帯状疱疹、後頭神経痛、反射性交感神経性萎縮症
腰部~下肢、腹部内臓疾患
腰部変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、腰部脊椎間狭窄症、坐骨神経痛、椎間関節症、尿管結石症、慢性内臓痛、カウザルギー、幼肢痛、関節リウマチ、関節炎、悪性腫瘍による疼痛、外傷後疼痛、術後痛
血行改善目的の疾患
凍傷、突発性難聴、メニエル病、多汗症、下腿潰瘍、ASO、TAO、アレルギー性鼻炎