
当院呼吸器科では下記の診療週間予定に示しますように、月曜日から土曜日まで呼吸器疾患の診察を行っています。
肺炎、肺気腫、喘息、肺癌、自然気胸のほか多くの患者さんが含まれています。近年では、全国的に肺炎により亡くなられる患者さんが増加しています。当院は寝屋川市内で最も多くの肺炎患者さんの入院治療を行っております。死亡率の高い高齢者肺炎に罹患しないためには65歳からの肺炎予防ワクチン接種が勧められており、当科外来でも行っています。また、喘息の患者さんも多く通院治療をされております。喫煙が原因の慢性閉塞性肺疾患(COPD:シーオーピーディー)や経過観察中に急性の呼吸不全を来し入院治療を要する間質性肺炎の患者さんも年々増えています。これらの病気に隠れて肺がんが見つかる事があります。喫煙者に限らず肺の定期検診は重要で、当院健康管理センターでは肺癌の早期発見につながる胸部CT検診も行っています。また、肺癌の疑われる患者さんには当院で気管支鏡検査を行い、手術の必要な患者さんに対しては関西医科大学附属病院呼吸器外科と連携し的確な治療にあたっています。
当院では、重症の呼吸器疾患に対する入院治療のほか、治療後に在宅医療の可能となった患者さんについては、緊急時の小松病院のバックアップ体制のもとで、患者さんの診療支援を行っています。

肺炎、肺がん、喘息、呼吸器系アレルギー、肺気腫(慢性閉塞性肺疾患COPD シーオーピーディー)、非結核性抗酸菌症、間質性肺炎、自然気胸、胸膜炎 ほか
上記対象疾患を含め広く呼吸器系疾患に対する診断と治療を行っています。 齊藤幸人医師、竹田隆之医師、小林良樹医師、谷口洋平医師、松井浩史医師が外来診療にあたります。

いびき外来(月曜日、水曜日、木曜日の17:30-19:00)
当院には歯科口腔外科があり、睡眠障害の患者さんが対象のいびき外来では歯科口腔外科の専門医により個々の患者さんに適合したマウスピースを選定し睡眠時無呼吸検査を行っています。歯科・口腔外科の田村仁孝医師が外来診療にあたります。
睡眠時無呼吸外来(第1,3,4の火曜日、毎週木曜日の17:30-19:30)
患者さんに負担の少ないCPAP(シーパップ:人工呼吸法のひとつ)が可能な人工呼吸器を使用して睡眠時治療を行い、治療効果は外来で評価し患者さんに適した治療を継続します。原田優人医師と中務博信医師が診療にあたります。
喘息外来(毎週土曜日の9:30-11:30)
喘息は呼吸器科外来の医師全員が診療にあたりますが、毎週土曜日には喘息専門外来も行っています。交替制で医師が診療にあたります。
禁煙外来(毎週金曜日の14:00-15:30)
甲斐香医師が禁煙の指導ならびに治療を行なっています。

在宅酸素療法
慢性呼吸不全に対しては、積極的に酸素濃縮器を導入し、患者さんの高いQOL(生活の質)を維持する在宅酸素療法の普及に努めています。
在宅人工呼吸療法
神経性難病で呼吸する力が弱い患者さんや、慢性呼吸不全で自力呼吸が困難な患者さんに対して行う高度な在宅呼吸支援法です。