2025/09/06
小松病院 歯科口腔外科の研究成果が日本顎変形症学会で発表されました
当院 歯科口腔外科の渡邊信也医師、髙済石医師、古谷昌裕医師による研究「小松病院歯科口腔外科における顎矯正手術の臨床的検討」が、第35回日本顎変形症学会総会・学術大会にて口演発表されました。発表内容は『日本顎変形症学会雑誌』第35巻第2号にも掲載されています。
発表について
演題名
小松病院歯科口腔外科における顎矯正手術の臨床的検討
英文名
Clinical analysis of orthognathic surgery in Komatsu hospital
発表者
渡邊 信也、髙 済石、古谷 昌裕
小松病院 歯科口腔外科
学会
第35回 日本顎変形症学会総会・学術大会
掲載誌
日本顎変形症学会雑誌 第35巻第2号 p.118、2025年
研究の概要
当院歯科口腔外科では、2020年7月から顎変形症に対する顎矯正手術を行っています。
今回の研究では、2020年7月から2024年12月までに当院で実施した顎矯正手術310例を対象として、症例数、年齢、性別、診断、手術方法、手術時間、出血量、偶発症などについて臨床的に検討しました。
対象となった310例のうち、男性は54例、女性は256例で、手術時年齢は16歳から61歳、平均28.4歳でした。臨床診断では下顎前突症が最も多く、上下の顎骨を移動させる手術を中心に、患者さんの状態に応じたさまざまな術式が行われていました。
また、研究では手術時間や出血量、術後にみられた偶発症についても検討されました。症例数は増加傾向にあり、今後も症例を蓄積し、安全で質の高い治療につなげていく必要性が示されました。
顎矯正手術とは
顎矯正手術は、上下の顎の大きさや位置のずれによって、噛み合わせや顔貌に問題が生じる「顎変形症」に対して行う手術です。
当院では、矯正歯科治療と顎矯正手術を組み合わせた外科的矯正治療に取り組んでおり、顎変形症を歯科口腔外科の専門領域の一つとして診療しています。
今回の発表は、当院における約4年半の治療実績を整理・検討したものであり、今後のさらなる治療の安全性向上と質の向上につながるものと考えています。
小松病院では、日々の診療で得られた知見を学術活動へつなげ、より良い医療を患者さんへ提供できるよう、今後も研究・学会発表に取り組んでまいります。
参考
日本顎変形症学会雑誌
35巻2号、118頁、2025年
「小松病院歯科口腔外科における顎矯正手術の臨床的検討」