診療科

手術室

add_circle手術室について

手術前はとても不安になり、多くの方がすごく緊張された状態になります。
その中で、私たち手術室スタッフは常に安全で、安心して患者さまが手術を受けられるよう常に思いやりの心を持って、心を込めたケアを行うことを心がけています。
チームワークを持って、医師、病棟看護師、臨床工学技士、放射線技師、その他多くのスタッフとコミュニケーションを取りながら、円滑に手術が終わることを目標に日々努めています。
ご不安・ご不明な事がございましたら、ご遠慮なく相談ください。

add_circle各診療科の手術

外科 胃切除・大腸手術・ソケイヘルニア・痔核など
泌尿器科 前立腺全摘除術・経尿道的手術(膀胱・前立腺)・精巣水腫根治術・尿管、膀胱結石摘出術(結石破砕術含む)・前立腺生検など
整形外科 骨折(大腿骨など)手術・腱鞘切開など
耳鼻科 頚部腫瘍切除(耳下腺腫瘍・甲状腺腫瘍等)・鼓室形成術(慢性中耳炎、真珠種)・内視鏡下鼻内手術(慢性副鼻腔炎)・慢性扁桃炎
※甲状軟骨形成術(音声外科手術)
眼科 白内障手術・硝子体手術など
歯科 顎変形術・顎変形症・巨舌症・頤形成異常(上下顎移動術・舌形成術・頤形成術)
循環器内科 ペースメーカー植え込み術・冠動脈造影・経皮的冠動脈形成術(形成術、ステント留置術)・四肢の血管拡張術
乳腺外科 乳癌・パジェット病(乳房全、部分切除術・センチネルリンパ節生検)

看護師10名、看護補助者2名の計12名で手術業務を行っています。

年間手術件数:令和4年度 2,044
手術室は5室(共用オペ室3室、心カテ室1室、結石破砕室1室)ですが、
診療科も多く、手術件数も年々増加の傾向にあります。

手術の流れ

手術の前日

担当看護師より病室に訪問し、入室から退室までの説明をさせて頂いております。(訪問は勤務上の体制により可能な限りとさせていただいております。また、訪問は当日になることもあります)

手術の当日

病棟の看護師と一緒に病棟より移動して頂きます。その後担当する看護師が入室時ネームバンドと患者様にフルネームを名乗っていただき、左右の印を確認してから手術するお部屋へご案内させていただきます。

手術開始

手術室にて自動血圧計、心電図等の器械を装着させて頂きます。その後全身麻酔の開始になります。手術開始直前には全てのスタッフが手を止めて執刀医よりタイムアウト(氏名・病名・術式等)を行います。

私たちの取り組み

安心

1 手術前・手術後の訪問

患者さまが安心して手術が受けられますよう、当日の担当看護師が手術前日、または当日に出来る限り訪問させていただいております。手術室入室から退室までの説明を行い少しでも安心して手術室に入室して頂けるように心がけています。わからない事、心配な事がございましたら、何でもご質問ください。

2 音楽によるリラックス

局所麻酔の患者さまには手術中少しでもリラックスしていただけますよう、BGMを流しています。ご希望の音楽等ございましたら、外来看護師又は手術室看護師にお申し出ください。

安全

1 深部静脈血栓症の予防について

弾性ストッキングの装着、及び間歇的空気圧迫法を行い深部血栓症の予防に努めています。

深部静脈血栓症とは・・・
足の深部にある静脈に血栓(血液の固まり)ができた状態のことです。手術中は長時間寝たきりでいなければならないため、足の血行が悪くなり血栓ができやすいといわれています。深部静脈血栓ができてしまうと、血栓が血管の壁から剥がれて血流にのり、肺に運ばれ肺の動脈を詰まらせることがあります。

2 手術患者取り違え事故の防止について

入院時に患者様のお名前の入ったネームバンドを付けさせていただきます。 手術室入室時に患者様のお名前を、ネームバンドで確認させて頂いたうえで、患者さまご自身にもお名前をフルネームで答えて頂いております。ご協力お願いいたします。

教育

私たちは、日本手術室学会等の学習会に参加し常に技術の向上を目指し、新しい取り組み等取り入れております。そしてより良い看護を目標に日々努力しております。